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入院が必要な時とはどんな時なのでしょうか。

  1. 差し迫った危険の回避
  2. 休息の保証  ご本人へ・ご家族へ

うつでは休息が大切です。しかし、うつと気づかず無理に無理を重ねてしまうことがあります。ふと気がつくと「今日より明日はもっと苦しい」「もう生きていても仕方がない」と、ご自身をどんどん追い込んでしまう…。もしこんな状態なら、大変危険です。入院をお考え下さい。自殺の危険性を遠ざけることが出来ます。


入院は患者さまを守り、ご家族を守ります。

「入院」して頂くことでご自身に「大変な状態になっている」ことに気づいてもらい、そしてご家族には「もっと大変な状態になることを避ける」安心を提供できます。

入院で24時間を通しての見守りが可能となります。

休息できる環境が提供できます。別項でお示ししましたように入院によって入り込む情報、刺激を制限することができます。本来ならくつろげるはずの環境が「うつ」で苦しみの原因になることもあります。「ご近所にどう思われているだろう…、何もしてない…、みなに迷惑をかけている…」。休息に専念できる状態 を家庭で作るのは意外に難しいものです。「休むのが仕事」と考えを切り替えるのに「入院」は有効です。

では入院治療とはどのようなものなのでしょうか。

1.24時間を通しての見守り
リスクの低減
→自殺の予防
→身体管理(食事、睡眠、休息の確保)
症状の密な観察
→適切な薬の選択、副作用出現時のより早い対応
治療の進展にあわせた適切な刺激、情報の提供
→チームでのかかわり

2.チームでのかかわり
身体、症状への対応→医師、看護師、薬剤師
身体感覚の回復→作業療法
こころの整理、みなおし→カウンセリング
疾病の理解→医師、看護師、薬剤師、臨床心理士
社会資源の活用→ケースワーカー

3.枠の提供と枠の内在化(自らをまもれる力をはぐくむ)
症状にあわせた身体管理が可能です。弱りきっているのは「こころ」だけではありません。「からだ」もです。眠ること、食べること、そしてゆっくりと休むことが出来るようはかります。24時間、状態を見守ることが出来ますので薬の調整も外来通院に比べるとより適切に出来ます。また万が一、副作用が出たときにも速やかな対処が可能です。

もちろん症状が改善するにつれて少しずつ適切な刺激を入れて行くことも必要です。そのため治療の状況に合わせ医師、看護師だけではなく、作業療法士、臨床心理士、時にはケースワーカーがお手伝いします。ご本人の症状の改善と同時にご家族様の休息さらには「うつ」への対応を学んで頂くこともできます。症状との距離がとても大切です。

症状を症状として受け止めご本人がのみこまれない、ご家族が巻き込まれないための「枠」の提供も入院の働きのひとつです。そして本来のご自分を取り戻して頂き、自らを守る力が確認してゆきます。その作業が、外出、外泊です。ご本人、ご家族が確認でき、安心頂けるようになれば退院です。


精神科医師 村井俊彦

うつ病かな?と思ったら

京都府京田辺市
栄仁会新田辺診療所