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うつ病を体験して「体験記」うつサポート室トップへ戻る

さまざまな経緯でうつ病を発症された方が、ご自身の症状や治療経過などについて振り返ってくださいました。休養や薬物療法だけでなく、個人カウンセリングにおける認知行動療法や再燃・再発を予防するためのグループカウンセリングなどを利用しながら治療をすすめ、現在はうつ病と上手に付き合いながら日常生活を送っておられます。

●50歳 男性 Kさん
2003年の秋に人間関係と仕事が原因で、早朝覚醒を伴う「うつ病」を再発しました。これまで、28歳から三度うつ病により、自宅療養をした経験がありましたが、いずれも一ヶ月で復職できました。しかし、今回は、復職しても人間関係が修復できるめどがたたないため、なかなか回復できず、ついに、自殺願望まで現れる事態となり、強制入院することになりました。
入院当初は、幻影が現れ、二度と治らないと落ち込みましたが、たくさんの先生方のご指導や同じ病状でも明るく生活されている患者の方々の励ましのおかげで、日に日に「生きる意欲」がわいて来ました。トランプや将棋、散歩や読書と、やがて気力が充実するようになり、2ヶ月で退院でき、その1ヵ月後に復職することができました。
入院中に、同じような病状の友達ができたり、カウンセリングで認知療法を教えていただいたりしたことなどが、「生きる自信」につながったと考えております。現在も少人数のグループカウンセリングに通いながら、再発しないように気をつけて、仕事を続けております。

●50歳代  男性(会社員) Fさん
約2年半前、会社のリストラと上司とのトラブルで眠れなくなり、近所の内科医から睡眠薬を処方してもらいました。1週間程で睡眠薬を服用しても眠れなくなり、精神科医から「うつ病」と診断されました。仕事をしながら治療(薬物治療)していましたが、睡眠障害(早朝覚醒)がひどくなり、仕方なく1ヶ月間休職し自宅療養しました。1ヵ月後復職しましたが、「抑うつ感」「倦怠感」「イライラ感」「睡眠障害」は良くなったり悪くなったりを繰り返し、約7ケ月後「睡眠障害」の悪化と「食道炎」のために再び会社を休むことになりました(この時はまだうつ病のことを甘くみていた結果だと思います)。
2回目の休職にあたり今までの甘い認識を捨てて治療に専念することを誓いました。休職の期間を定めない、薬は処方どおり服用する、カウンセリングを受ける等を決めました。結局、2回目の休職は10ケ月にも及びました。うつ病の症状は、良くなったり悪くなったりを繰り返し症状は緩和されてきましたが、今度は「復職しなければ」というプレッシャーで落ち込むことがありました。 
復職には大きな不安がありましたが、復職して約4ヶ月目の現在は「抑うつ感」「倦怠感」は無く何とか仕事はこなしています。又、今は良く眠れていますが、また眠ることが出来なくなったらどうしようという不安はあります。うつ病になって今思うことは「否が応でも、生身の自分と向き合わなければならない。」ということです。本当に苦しい作業だと思いますが、さけて通ることは出来ない様に思います。

●42歳 男性(会社員 製造業・技術職) Tさん
まず4年前の昇進でストレスが急増。リストラも重なり、仕事の負荷も急増した。その仕事をこなそうと睡眠時間を削り、深夜まで働き通した。性格的に、どんなにしんどくてもいい加減にできなかった。
そんな生活を3年ほど過ごしているうちに、徐々に気力の減退、集中力の欠如、判断力の低下、自己否定観念に襲われるようになった。そして、仕事上で自分のミスで大きなトラブルに見舞われたときに限界を感じ、精神科を受診するに至った。自己否定観念が大きくなってきた時点で、「ひょっとするとうつかもしれない」と薄々気づいていたので、受診に迷いはなかった。受診の結果やはりうつ病と診断され、投薬治療を開始。同時に心理カウンセリングも開始した。休職はしなかったが、上司に相談しうつ病であることを伝え、職責を変更して精神的負荷を減らしてもらった。
現在、治療を始めてちょうど1年経つが、今は強いゆううつ感や自己否定観念はほとんどなくなり、仕事上でも集中力と決断力が序々に回復してきた実感がある。しかし、気力の回復度はまだ半ばで、まだまだおっくう感(自己抑制感)が残っており、自発的な興味・意欲が湧いてこない。楽しい・嬉しいという感情がまだ希薄で、これらが全て回復して時点で、本当の治癒であろうと考えている。
とにかく心を休めることが、気力を回復させる唯一の方法であると思うので、とにかく休める時に休むようにしている。それを続けていれば、(時間はかかるかもしれないが)必ず治ると信じて治療していくよう心がけている。

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京都府京田辺市
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