人と話すことの楽しさをしみじみと実感できた
休職してからしばらくは自宅療養をしていましたが、外出するのは通院と買い物ぐらいでした。〝ただ何となく静養していた〟というのがピッタリで、復職のことなどはほとんど考えられませんでした。
主治医から「発達障害の疑いあり」と診断を受けたのがきっかけでバックアップセンター・きょうとに通うようになりました。最初の方は「ちゃんと通えるかな?」「皆と仲良くできるかな?」という気持ちでいっぱいでしたが、スタッフの方々やメンバーの皆さんが温かく迎えて下さり、その不安は数日で消し飛びました。また人と話すことの楽しさをしみじみと実感できましたし、体操やヨガなどで体を動かすことの大切さも知ることができ、ますます充実した生活を送れるようになりました。
休職というと世間一般では〝回り道〟や〝足踏み〟とか、どちらかというとマイナス的なイメージを持たれがちだと思います。しかし実際に休職してバックアップセンター・きょうとに通うことで、スタッフの方々やメンバーの皆さんとの新しい出会いや、デイケアという未知の経験をさせてもらいました。今となっては、休職は自分の心のケアはもちろん視野を広げる良い機会になったのではと、プラスの気持ちが強くなっています。
いよいよ復職となりましたが、バックアップセンター・きょうとに半年間安定して通い続けられたのを自信とし(かといって決して焦らず)、再出発していこうと思います。