宇治おうばく病院について
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About

統合失調症・躁うつ病など

統合失調症の患者さんが、疾患による生活のしづらさを抱えながらも、その人らしく尊厳と希望をもって安心して地域で暮らしていけるよう支援します。

早期からの治療や入院治療、リハビリ・退院促進・就労支援までの「真の意味での回復=リカバリー」に取り組み、患者さんがご自身の回復を実感して主体的に治療に参加していけるよう、多彩なプログラムを用意。各専門スタッフによるチーム体制で医療サービスを提供しています。
また、躁うつ病(躁鬱病)や気分障害、適応障害、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などに対しても、長年の治療実績による経験を生かした総合的な治療を行っています。

≪お悩みの方へ≫

統合失調症はご自分で症状に気付く事が難しいため、発見が遅れて悪化するケースがあります。奇異な行動や発言がある時にはご家族や周囲の方が医療機関への受診を勧める、もしくはご本人に代わって相談することも大切です。どこへ相談したらいいか分からない、医師に診てもらう必要があるか分からない、といったご相談には地域医療連携室の精神保健福祉士がお受けしています。(※ご相談は無料です)
また、治療、入院に関することや、生活上のお困りのことなども、地域医療連携室までお気軽にご相談下さい。

急性期の治療と症状に合わせた入院施設
統合失調症の急性期には、安心して休息できる環境が必要です。
入院の際は、急性期医療病棟(A3/A4/C5病棟)から療養病棟(A5/A6病棟)まで、症状に合わせたアメニティを配置し、各病棟にはプライベート空間を十分に配慮した4床室と個室(2床室)をご用意しています。
早期からのリハビリプログラム
リハビリのスタート時には、スタッフと患者さんとのコミュニケーションを密にし、一緒に運動する、作品をつくるなどの様々な行動メニューを組み合わせ、時間をかけて統合失調症を再発しない生活へと導いていきます。
退院後の地域生活を見据えて
宇治おうばく病院では、統合失調症の患者さんが地域へ戻った際、生活のしづらさを抱えながらも充実した生活が送れるよう、退院準備のためのプログラムを実施しています。プログラムは日常スケジュールの立て方や金銭管理、食事の準備、ストレス対処法などのセミナー型プログラムや、地域で利用できるサービスや施設の見学、調理実習などの体験型プログラムを行っています。
就労サポート:真の意味での「社会的自立」
統合失調症の患者さんにとって、「就労」は本人の自信や尊厳を取り戻すためにとても重要な要素です。当法人では、2010年4月から一般就労を目指した支援を提供する「就労移行支援事業所 栄仁会ワークネットきょうと」を開設し、患者さんの就労サポートに力を入れています。

宇治おうばく病院の
医療サービスの特色

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精神科救急病棟

A3・C5病棟(精神科救急病棟)

「早く回復、しっかり克服」を目標として精神科医、看護師、臨床心理士、精神保健福祉士、作業療法士、薬剤師など多様な専門職種が、密度の高いチーム医療を提供しています。
退院時には、家庭や地域で安定した生活がおくれるよう、そのかたに合ったリハビリやサービスを提供します。「病気を一緒に治していく」という立場から、病気の特性や治療法、対応の仕方などの理解をご本人およびご家族に深めていただく心理教育や家族教室にも力を入れています。
思春期から高齢者、統合失調症からうつ病や認知症まで、幅広い対象の皆さまに安心して過ごしていただける治療環境づくりに日々取り組んでいます。

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精神科急性期治療病棟

A4病棟(急性期病棟)

「家では休息がとれない」「薬の副作用がつらい」「対人関係がうまくいかない」等々、症状によって地域社会での生活のしづらさを感じて困っているかたの入院治療を行っています。
治療についての悩みや不安には担当医をはじめ、内科医、看護師、精神保健福祉士、作業療法士、臨床心理士、薬剤師、管理栄養士など多職種がサポートにあたっています。
退院後の社会復帰を円滑に進めるための作業療法などの治療プログラムも充実しています。安心した入院生活を送っていただくことを大切にしています。

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療養病棟(医療)

A7病棟(医療療養病棟)

内科的疾患の治療が必要であっても病状が比較的安定しているかたや、脳卒中などの後の急性期リハビリを終えて継続的なリハビリを要しているかたなどにご利用いただいています。
長期療養だけでなく在宅復帰や他施設への入所も念頭におきながら、個別に応じた看護・介護を実践しています。季節ごとのレクリエーション等も積極的に行うことで、入院しているかたにとって楽しい生活の場となるよう取り組んでいます。